更年期障害の考え方

更年期障害はホルモンの減少に伴う自律神経の乱れが原因とされていますが、

東洋医学的に診ると、それは結果であって原因ではないと考えます。

 

確かに年齢によるホルモンの減少はあると思いますが、

なぜこんなにも更年期障害の症状や経過に個人差があるのかはホルモンの減少だけでは説明がつかないと思います。

 

そして、ホルモンや自律神経が原因としてしまうと、

自分で出来ることは何もなくて、仕方がないコトだと諦めて、

症状を我慢するか薬で和らげるしかないと考えてしまい思考が停止してしまいます。

 

東洋医学の考えでカラダを診ていくと、原因がわかり自分で出来ることもたくさんあると知れて不安が減ります。

 

東洋医学では、女性のカラダは7の倍数で変化していくと考えるので(男性は8の倍数)、

個人差はありますが特に49歳前後を大きな変化の時期として捉えます。

 

その上で、更年期だからとか、出ている症状を細かく一つひとつ診るのではなく、

カラダがどうなっているのかをシンプルに診ていきます。

主に、カラダが正しく働くための「気」というエネルギーの状態を診ていくのですが、

合わせて(血・水も含め)、カラダに必要なものが足りないか、余計なものが詰まっているか、で考えていきます。

 

更に、女性のカラダの状態を知るのにとても重要なのが生理です。

生理は一ヶ月の過ごし方の答え合わせなんです。

生理の周期や経血の状態、ココロやカラダに出る症状などを診ることで、

カラダに何が起こっているのか大体のことはわかります。

既に閉経しているという方でもどんな生理だったかを振り返ると今の状態と繋がって来ます。

 

だから更年期の不調は生理の乱れの延長なんです。

生理に乱れのない(痛みがないのが普通)方は、

更年期の症状が無いか、症状があったとしても軽い方がほとんどです。

 

生理の働きには妊娠の準備と、経血と一緒にカラダの中の余計なものを体外に出す排泄という大きな働きがありますが、

更年期の時期に生理の周期が変わり経血を出す回数が減ってくると余計なものを下から出せなくなり、カラダの中に溜まってしまいます。

 

それでもカラダはどうにかして余計なものを他の場所(上)から出そうとします。

それがどこから何が出るかによって症状が変わってくるイメージです。

 

カラダに余計な熱が溜まっていれば上からホットフラッシュとして汗で出そうするし、

巡りが悪くなって余計な気が詰まっていればイライラしたり怒ったりして言葉や態度として出そうとします。

 

大事なのは出ている症状はただのサインなので、それをどうにかしようとすることではなく、

何が溜まってしまっているのか、そしてなぜ溜まってしまっているのかに気付くことです。

 

もう一つは必要なものが足りない症状(サイン)。

熱が足りなければカラダを温められなくて冷えるし、

気が足りなければ倦怠感があり疲れやすく動きたくないし、

血が足りないと冷ませなくてのぼせたり、寝つきが悪くなったりもします。

これも何が足りないのかと、なぜ足りなくなったのか気付くことで改善方法がわかってきます。

 

他に更年期の代表的な症状としてあるのが冷えのぼせですが、

これは詰まっているのと足りないのがカラダの下(足)と上(頭)で同時に起きてる状態で、

上に熱がこもって、下に必要な熱が届かないために起こります。

これもなぜそうなったのかに気付き、

上に詰まっているものを下に流せばいいので、お腹を温めたり足を動かすことで改善します。

 

 

 

カラダはいつも元気でいたいんです。

自分の心地良いバランスでいたいんです。

カラダがどうなりたがっているかという「欲求」を知ることでも今のカラダの状態がわかります。

詰まってれば出したいし、

足りなければ補給したい、

そしてその欲求がどう変化していっているかでネガティブな反応かポジティブな反応かがわかります。

自分の欲求を素直に感じると自分で自分の状態がわかるようになり症状に振り回されなくなるんです。

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不調の原因は必ず普段の生活の中にあります。

何か詰まるようなこと、足りなくなるようなことをしていないか、

それがいつからだったか、何をしてそうなったのかに気付くことが改善の第一歩です。

 

原因を知れば自分で出来ることがたくさんあるので知らないともったいないんです。

でも、全部を変える必要はありません。

生活を見直し、少し工夫して今よりも優しい生活にしたらカラダはちゃんと応えてくれます。

ムリやムダを減らし、焦らずに気が増えるのを待ってカラダが正しく働くようになると、

ホルモンは少ないながらも正しく働き、自律神経も正しく働いてくれます。

乱れたままでいると大きな変化に対応できずにカラダもココロも大きく揺さぶられてしまいます。

東洋医学の考えでカラダを調えるコトで、更年期という大きな変化の時期を緩やかに乗り越えることが出来るんです。

 

自分で原因に気付きカラダの状態を知ることで誰かや何かに頼ることなく自分で改善出来るんです。

だから自分で改善するためのキッカケとして僕の整体を使って欲しいんです。

 

ウチの整体には西洋的な治療をされている方や薬やホルモン療法であまり効果を感じられていないという方もいらっしゃいます。

東洋の治療や考えは西洋と相反するものではありません。お互いの良い所を上手に活かし合えばいいと思います。

西洋的な治療をするにしても東洋的にカラダを調えていた方が治療の効果も出やすくなると思いますよ。

 

男性の更年期も同じです。

ホルモンのせいにしないでカラダ全体を診ることで原因がわかり改善法もわかってきます。

 

更年期のつらい症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

きっと何かお力になれると思います。

 

 

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